マーケティング日和

デジタルマーケティングとキャリアについて。

ペンギン・パンダアップデートからWelq事件までのSEOを振り返る

従来のSEOが終わり、そしてまた攻略されている。この5年で起こったSEOまわりの出来事を振り返ってみようかなぁと思う。

2012年のグーグルアップデート

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2012年のことだった。

グーグルにおける重要アップデート、通称「ペンギンアップデート」「パンダアップデート」が日本語圏にも導入されたのだった。

これは以前からアナウンスされていたが、現場はパニックに陥った。

 

ペンギンは全然可愛くなかった!

ペンギンは、1本でもブラックなリンクがあれば、検索順位1位のWebサイトでさえ圏外にふっ飛ばすという破壊的なアップデートだった。当時は外部リンクを買うのが当たり前で、どの会社もひどいダメージを受けたものだった。

 

その後やってきたのがパンダで、こいつも可愛くなかった。

低品質なコンテンツの検索順位を下げるもので、じわじわ効いていった

またかよ!もうリンク全部切ったじゃん!

原因不明の順位下落はすべてパンダのせいだと分析された。ペンギンと違って対処が難しく、マンパワーでコンテンツを改善するしかなかった。

 

今思えば、これが大きな転換点だったと思う。

 

コンテンツマーケティングとキュレーションメディア

従来のSEOが崩壊したとき、マーケターたちが注目したのがNEAVERまとめとオモシロ系メディア(LIGやバーグハンバーグなど)だった。

 

NEAVERまとめはSEOスコアが高く、ああこれがGoogleにとってのベストプラクティスなのか、と勘違いした人も少なくない。

 

一方で、自社でメディアを持つならLIGみたいな感じがちょうどいいんじゃない?と話題になっていた。読んでいて面白く、画像が多い。

しかもその実態はシンプルで、ノウハウさえわかればWordPressで作れるものだった。

 

そこで生まれたのが、LIGっぽいメディアの体裁をとったNEAVERみたいなキュレーションメディアだった。

 

MERRYとiemoの買収に夢を見た若者たち

jp.techcrunch.com

2014年10月、MERRYとiemoが合わせて50億円のバリュエーションで買収されたという発表があった。iemoは創業して1年も経っていないし、MERRYも20代前半の若者たちが学生時代に作った会社だという。

 

俺も50億円欲しい!という安易な若者たちは必至にコンテンツとキュレーションの仕組みを勉強し、攻略法を見つけたのだった。

それがまさに、Welqと同じ戦略だった。

 

  1. SEOフレンドリーな情報ストラクチャでベースを作る。
  2. ニーズのあるキーワードをひたすらリストアップして、ページを作りまくる。
  3. ググって調べたものをコピー&ペーストでコンテンツを組み立てる。

 

コンテンツマーケティングを攻略するメソッドが誕生したのだった。

PVを稼ぎまくれば1年で億単位のバリュエーションがつくのだ。ああ、なんてボロいんだ。

 

YMYLとWelq事件

仕組みさえ出来てしまえば、あとはキーワードリストに沿ってガンガン記事を量産するだけだ。

ある企業は学生インターンを、ある企業はクラウドソーシングをフル活用して、低賃金でWebサイトをリッチにしていったのだった。

 

しかし、2013年にはYMYLというアルゴリズムガイドラインが発表されている。

Your MoneyやYour Lifeに関わるWebページは慎重かつ正確な情報が求められる、というものだ。

 

具体的に言うと、例えば保険に関わるもの。教育・倫理的に良くない低俗なもの。そして、病気の治療法や人の健康を左右するような情報。

こうしたコンテンツについては、情報の信頼性と専門性が必須とされる。

seopack.jp

しかし現状は、コンテンツマーケのメソッドだけが独り歩きしてしまったために、思考停止して記事が量産されている状態。そこに起こったのがWelq事件。

 

確かに、キュレーションメディアは簡単に儲かるかもしれない。

でも。

どうなのよ?コピペだけで作ったメディアって。

 

パクりコンテンツは死なない

Google’s John Mueller: sometimes we rank duplicate content copies from other sites

2016年現在、Googleからはパクリコンテンツに対する対策は予定されていない。

 

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