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マーケティング日和

デジタルマーケティングとキャリアについて。

暇なマーケターがZOZOTOWNを15分で分析してみた

今夜のテーマはZOZOTOWNだー。

http://zozo.jp/

15分でWebサイトをサクッと分析!

SEO強そう 

おっ!「服」と打っただけで「服 通販」がサジェストされる。

そして1位はもちろんZOZO。

これは期待できる!

 

では、サイトの方を見て行きましょう。

 

ファッション通販サイトのポイントは性別・色・サイズ

一枚のTシャツにも、メンズとレディースがあり、黒と白があり、S/M/Lのサイズがあるとします。

 

すると、「イケイケTシャツ☆」いう商品のために

×2(Sex)×2(Color)×3(Size)=12ページ必要になります。

 

ふつーにやってると重複ページになりますね。

そこをどう対応しているのかが洋服通販サイトのポイントになります。

 

さて、ZOZOさんはどうしているのでしょうか。

 

JavaScriptの罠

むむ、さっそく性別を分けるボタン登場!

f:id:izm0:20140404001301p:plain

ポチッ!

 

…しかし、MENもWOMENも同じURLのまま。

アレレ、もしやと思いjsを切ってみると…

f:id:izm0:20140404001510p:plain

 

NOOOOOOOOOOOOOOO!!

jsがOFFだと何も表示されないぞ!こんなトップページはありえないですね。

 

しかし、さすが1位のサイト。jsOFFのままでもちゃんと詳細ページまで辿れます。最低限のクローラビリティ確保。

なんというか。まぁいろいろ事情があるんでしょうか。

 

ZOZOの重複制御

さて、では冒頭に問題的した色やサイズの重複はどのように対応しているのか。

結論からいうと色、サイズすべて1URLになるようにしていました。

例えば、下記のリーバイス501(ジーパン)を見てみましょう。

 

http://zozo.jp/shop/levisstore/goods-sale/2096276/

 

ジーパンなので、濃い色や薄い色、太め細め、そしてウェストとレングスなど、1商品に対して様々なバリエーションがあるはずです。

 

しかし、ZOZOでは、バリエーションごとのURLは無く、サイズ表があるのみ。

f:id:izm0:20140404001906p:plain

 

色の違いはjsで出し分けていました。

※ジーパンの場合は色が違うものは別モデルとし、別URLの別商品扱い。

 

すなわち、1URLに統一し、色はjsで画像出し分け、サイズは表を見てくれ、というシンプルな対応をしていたのです。

 

ちなみに、タイトルはユニーク化する工夫がされており、501でも「2013モデル」や「XXモデル」のような文言が付与されています。

 

URLを大量生成しないようにしたりjsを活用したり、タイトルをユニーク化させるなどして、ファッションならではの重複問題を起こさないように工夫しているといえます。

 

セール品の扱い

次の分析に移る前に気になったのがURL(ディレクトリ構造)です。

例えば先ほど例にあげたセール品の501。

http://zozo.jp/shop/levisstore/goods-sale/2096276/

 

空ディレクトリは論外として、商品IDの前の/goods-sale/が気になります。

セール品をまとめるディレクトリだろうか??

 

では、商品ID:2096276がセールじゃないときはどうなるのでしょう?

/levisstore/2096276/という普通のURLが通常ページで、セールになったときだけ/goods-sale/が間に入るのかな?

 

ということはセールの度に転送が必要になる。これは運用負荷がかかりそうです。

いちいち転送してまでセール品のディレクトリを作ることにメリットがあるのでしょうか?

 

ECにおけるSEOとUX

Googleで「ジーパン 安い」「ジーパン 太め」などのキーワードで検索するユーザーは少ない。多くのユーザーはブランド名で検索をするのです。

特に、購買力の高いユーザーのインサイトは「リーバイスが大好き」「コーチの財布が欲しい」といった感じで、ブランドの情報や欲しい商品の情報が明確な状態で探している傾向があります。

 

そのため、サイトの構造としてもブランドを強化するようになっていると良いでしょう。

 

一方で、UX観点ではブランドで縛らずに、トップページ→ボトムス→ジーパン→細め→詳細のような導線が好ましいです。

というのも、先ほどの話と相反するのですが、ユーザーは来訪時点では購買意欲はそれほど高くなく、目的もクリアではないのです。

「寒くなってきたなぁ、そうだ、トレンチコートが欲しい…お、革ジャンが安いぞ!」

ユーザーはこんな感じでネットサーフィンしているのです。

 

どういうことでしょう?

意味不明な書き方をしてごめんなさい。

私が伝えたかったのは、SEOで狙う新規訪問者とUXが想定する既登録者は目的の質が違うということです。

 

グッチが欲しくてググる未登録者と、暇つぶしにZOZOを覗きにくる既登録者では求める情報がまったく違うのです。

 

で、ZOZOはどうしているのか。

 

パンくずは下記のようになっており、ブランドを強化するリンク構造です。

ZOZOTOWN > Levi's > パンツ > デニムパンツ > アイテム詳細

 

一方で、グロナビはカテゴリごとになっています。

トップス→パーカー→性別→色・サイズ

 

SEO的にもUX的にも要件を満たしているといえますね。

 

総括

最低限のことはできている。

でも問題は散見されました(今回は深堀りできなかったけど)。

簡単にいうと、コンテンツが薄い。そしてサイト全体に魅力がない。

 

例をあげると、

・js使いすぎ 

・コンテンツが薄い(リンクと画像だけ、みたいなページが多すぎ)

・リンクを集めるグロースハックが必要

 →コンテンツが薄いのも一因ですが、拡散したいと思わせる工夫が皆無です。

 

・ペルソナは男性を想定している?女性を想定してる?

 →とりあえず女性を想定するのがセオリーですが..

 

・ブランド以外のキーワードをほとんど捨てている

 →カテゴリ系はてんでダメですね。実をいうとここで重複を起こしています。

 

・レコメンドが弱い

 →欲しい商品を探すためにクリックステップをかなり踏む必要があり、煩わしく感じた。

 

STPがしっかりしていたから成功したんでしょうね。

おつかれさまでしたー