マーケティング日和

デジタルマーケティングとキャリアについて。

新聞がなければ就職できなかったし仕事もできなかった

最近、新聞がdisられている。

曰く、情報の鮮度が悪いだの、UIがイケてないだの。

でも僕は新聞が好きだし、新聞がなければ今の自分はないと思う。

 

僕の新聞歴

僕が新聞を読み始めたのは2007年に大学に入ってからだ。

大人は新聞を読むものだと思っていたこともあり、なんとなくそろそろ読まなくちゃな〜という感じで読んでみることにした。

 

とはいえ貧乏下宿学生のため、お金が無い。なので大学の図書館で新聞を読むことにした。土日さえも僕は図書館に通って新聞を読んでいた。

 

新聞を読まなくなったのは、スマホを持ち始めた2010年頃からだ。

 

 

新聞を読んでよかったこと

興味あることと興味ないことが繋がっていることに気づく

僕の興味はITだったけど、例えばタイの洪水がガジェットの供給に影響していたり。

リーマンショックのときには金融の裏に高度な情報技術があることを知ったり。

 

どーでもいい国の情勢や、政治家の一言、マーケットの状態がいろいろと組み合わさって、世界が出来ていることがわかった。

最初はテクノロジー系の記事しか読まなかったけど、1年くらいしてそういうカテゴリ分けをなくした。

 

アカデミック系の人・名著を知る

新聞には著名人が多く寄稿したり、特集記事でコメントをしている。書評とかもいい情報源。そこでホットな学者を知ることで、その人の本を読んでみようというアクションに繋がった。

当時は生物学者の福岡伸一なんかが登場する記事はお宝のように見えた。

また、コラムにサラッと書かれる古典の名著たち。恥ずかしながらそこで丸山眞男を知り、ちゃんと読もうと思いました。 

 

新聞をきっかけに、知識の幅を広げられた。 

 

就職できた 

とにかく面接では話の引き出しは広かったのが武器になったかな。ITの話だけではなく、地域情勢のことや為替のことを交えて話すとウケがよかったです。

 

例えば面接で「アウトソーシングはどんなとこに注文するのが良いと思う?」みたいな質問があったとき。

ユニクロの記事などを思い出し、「新興国は人件費がめっちゃ安いけど教育が大変だし、為替の変動が大きすぎる」。

コンピュータメーカの記事を思い出し、「品質をキープするなら国内がベター」。

なので、御社の事業であれば開発はドイツで、データセンターは沖縄がいいと思います、みたいに話してました。

 

若手だけど企画とか戦略を担当させてもらった

ふつうの企業では、文系男子はみんな営業です。そんな中、自分はマーケに配属となりました。

九州に進出すべきか、新事業のターゲット設定はどうするか、ROIの高い予算消化策はないか、、などかなりヘビーなプロジェクトに携わることができました。こんな経験ができたのは自分の知識の幅が広かったからだと思います。

 

答えのない問題に取り組むには広い知識と、それを体系化して自分の血肉にしていることが大切です。

 

新聞がなくても情報を得られるようになった。

結局、今では新聞を読まなくなりました。キュレーションアプリでニュースを読んでます。でもこれはもともと新聞を読んでたからできることです。「キュレートする力」も大切なんじゃないでしょうか。読みたいものだけ集めても娯楽にしかなりません。

 

以上が新聞を読んでいて良かったことです。

 

なぜみんな新聞を読まないのか

一番の理由は株をやってないからじゃないでしょうか。私も「ビジネスマンなら日経」の意味がわかったのは株を始めてからでした。

朝刊を読み、朝のバトル。昼飯食って、午後のバトル。そして夕刊。

新聞は武器としての情報だったし、トレーダーにとって一日の流れの中に新聞がセットになっている感じでした。

 

株をやらずに日経を読んでる人はただのインテリ気取りとしか思えません。

 

なぜみんな新聞をdisるのか

新聞の良さを理解していないバカ上司やバカ教師にゴリゴリ勧められるから嫌になっちゃうんじゃないでしょうか。

権威を振りかざし「いいから読め〜」と紙を押し付けてくるから嫌なんです。そりゃdisりたくもなるよ。

親や教師や上司はもっと新聞の良さを理解してから人に勧めるべきです。

 

新聞の一番の魅力は社説や特集ページです。

ただ情報を伝えるだけでなく、見解や思想が絡んでくるから面白いのです。腕のいいエディターと著名な知識人による「質のよい」記事に魅力があるのです。

「新鮮さ」だけを求めるのであればネットのニュースがいいと思います。新聞のメディアとしての長所を理解した上で、利用するか検討すべきなのです。

 

新聞が斜陽になるのは時代の趨勢としても、むやみにdisられる必要はないと思います。

新聞は僕の青春だし、新聞がなければ今の自分はありません。

本当に感謝しています。

 

おつかれさまでした〜

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