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マーケティング日和

デジタルマーケティングとキャリアについて。

「アナと雪の女王」に見るディズニーの本気のマーケティング

マーケティング

先日、全世界で10億ドル以上の興収を記録してる「アナと雪の女王」を観てきました。

ディズニーはマーケティングを綿密にやる会社として有名です。

ディズニーはマーケティングの会社

例えば、リピート率90%という東京ディズニーリゾートの顧客囲い込み戦略を思い浮かべてみればわかりますよね。

 

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スティーブ・ジョブズも、インタビューでこう言っていました。

「ディズニーとの打ち合わせは映画を作ることではなくマーケティングの話ばかりだった

 

ターゲットは女性オンリー!

今作はとにかく女性ウケが抜群です。むしろ、男性で「感動した」などと言っている人などいないのでは?というほどに、徹底的に女性のみをターゲットとしています。

 

ここまで振り切るのも珍しいです。

といのも、ディズニーは「アラジン」でカップルをターゲットとして成功して以来、お姫様ものでも常にカップルを意識していました

本作と毛色の似た「塔の上のラプンツェル」でも、男性の勇ましい格闘や二人で綺麗な景色に囲まれるシーンがあります。

 

しかし、本作ではピンチの男をアナが救うし、アナのピンチにはお姉さんが駆けつけるといった具合に見せ場は徹底的に女性だけ。すごい。

 

リアルなセグメンテーション

セグメンテーションとは、マーケットを詳細に分けることです。ターゲットである「女性」をさらに分解するわけです。

 

本作では3種類のターゲットを用意しています。

①元気で世間知らず

②コミュニケーションが苦手

③コンプレックス持ち

上記のような女性をペルソナとしています。

①が元気っ子のアナ、②がおとなしいエルサです。③は二人の共通問題。

 

「バカな女が好きそうな映画」と酷評する自信家の女史もいらっしゃいますが、上記の3点のどれかに当てはまりグサッとくる女性の方が多いようですね。

 

タイムリーでタイムレス、を徹底

監督によると本作のテーマは「タイムリーでタイムレス」とのことですが、時代を問わないマーケットを狙っています。前々作「ラプンツェル」はクラシックすぎ、前作「シュガーラッシュ」は現代すぎ。

廃れることない時代設定とテーマ設定です。

 

また、「幅広い年代向け」という意味でもタイムリーでタイムレスです。キャラデザもちょっと調整しています。

2009年の「プリンセスと魔法のキス」までは、お姫様ものはちょっと綺麗系なキャラデザでした。「美女と野獣」とか。

過去のプリンセスを見てみましょう。

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それが、今作ではぷくぷく。鼻も低い。

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的確なマーケティングがなされた作品だった

ずばり本作は明確なターゲットがあり、綿密な戦略の上に成功した作品だと言えます。マーケティングの初期段階から運用フェーズまできっちり作戦がありそうです。

他にも、テーマ曲の作り方とかもすごく計算されているようです。歌を通じて恒久的な作品に仕上げようとしているのでしょうか。

 

彼女や娘としぶしぶ観に行くハメになったという男性も、マーケティング目線で見ればすごく面白いかも?

 

おつかれさまでした〜

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