戦略的キャリアデザイン〜好きな会社で働くために
なんでみんな好きな会社で働かないの?
ソニー?クックパッド?ボスコン?野村證券?
入りたいなら入ればいいじゃん。
え?入れない?なんで?
倍率が高い?
いやいや、就職はくじ引きじゃないよ。
ちゃんと実力があれば絶対に入れるんだよどんな企業でも。
ほんとほんと。どこの企業の人事も「いい人が見つからない」って言って求人広告にめっちゃ金かけてんじゃん。
Googleや電通はほとんど東大卒か海外大学卒だって?
そんなことないから。
え?英語とかプログラミングが出来ないとダメ?
そんなことないから。
じゃあ実力とは何かって?
ほどほどの実績と、それを説明する能力だよ。
口がうまければいいってもんじゃないよ。ちゃんと納得させられることが大切で、もしかしたら言葉なんていらないかもしれない。あなたはきちんと実績を証明できればいい。
じゃあアプリを作ればアップルに入れるかって?
いやいや、そこは戦略的に行こう。
順序ってものがあるんだよ。
いきなりアップルに入ることはできないんだ。
例えば君がFランク大学の学生だとしたら、まずはJASDAQ上場レベルの会社もしくは「名前だけは有名な」ベンチャーに入ろう。営業職でもいい。
聞いたこともない、上場もしてない得体の知れない会社はダメだ。
ビジネスの世界で大切なのは信用だ。
そこで何か実績を残そう。何でもいい。賞を取ったりする必要はない。
社内の尺度ではなく、社会の尺度で考えた方がいい。
例えば僕は社会人一年目にWebサイトを作った。百貨店のお菓子屋さんで、小さな会社だけど知名度が高かった。何もすごくないけど、これは誰にでも話せる「実績」となった。
次に、アクセンチュアかリクルートに入ろう。ダメならヤフーとか楽天、サイバーエージェントでもいいんじゃないかな。
え?急に飛躍した?
そんなことないから。
無名企業出身、無名大学出身、いくらでもいるから。若い人もたくさんいる。
(アクセンチュアはちょっとフィルターあるけど)
あなたは実績を説明し、すべての面接で論理的に応答できればいい。
これらの企業の中途入社は新卒よりもずっと簡単なのだ。ほんとだよ。
僕はお菓子屋さんのWebサイトを作った話を、隅から隅まで語った。どのような手法のマーケティングをし、どのようなスタイルでプロジェクトを進めたか。
何に失敗し、何に成功したか。どのように考えどのように行動したか。
なるほどコイツまともだな。と思わせたら勝ち。
次に、コネを作ろう。あなたはすでに、マッキンゼーを使っていたり、ゴールドマン・サックスと取引をしているし、マイクロソフトの営業マンがヘコヘコしているのを見かけるはずだ。周りを見れば、そこら中に一流企業の人がいる。
気づけば、あなたはもはやFランであることを忘れ有名企業のスカしたビジネスマンとなっているだろう。
名刺をフルに活用し、人脈をどんどん広げよう。
セミナーに行きまくろう。ライトニングトークでワッと言わせてやろう。
3年もすればメディアに露出するチャンスも掴める。もちろん、自分から掴みにいかなければいけないけど。
小さな勉強会なら会ったその日に出演依頼が来る。あなたの記事がはてブに載る。
個人名でググると結構かっこいい記事が出てくるようになる。
さあ、もう好きな会社に転職できるぜ。
テスラ?メリルリンチ?メルカリ?起業?
どれを選んでも十分に戦えるはず。キャリアデザインなんて全然難しくないんだよ。
いきなりジャンプしようとせず、できるところからキャリアアップさせていこう。
ヤフーに入るのが難しければ、まずはIMJとか。まずは価格.comとか。
大切なのは、少しでも今より「上」にいくこと。いきなり飛ぼうとせず、5年くらいかけて目標の会社に到達するイメージ。
全部踏み台にして上に進め。
学生さん、新卒がすべてじゃないからね。戦略的にキャリアを考えてみてよ。
あなたは好きな会社で働ける。夢で終わらせちゃダメだ。

- 作者: ゲイル・L・マクダウェル,村井 章子
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