俺面接官「志望動機を聞かせてください」就活生「ぶっちゃけよくわからん」
面接で必ず聞く質問は志望動機だ。あなたは将来なにがしたいのか、なぜウチの会社なのか、ちゃんとした理由がなければ雇用のミスマッチが起こるとからだ。
...と、人事が何度も言っている。なのに、なぜかちゃんと答えられる学生は少ない。
日経新聞読みすぎな就活生
俺面接官「それじゃあ、志望動機を教えてください。」
就活生「はい!やはり、これからの時代、グローバルです。グローバルな御社で働きたいと思ったからです!」
面接官「なるほど、でも数あるグローバル企業の中でなぜ弊社を?」
就活生「はい!御社は先日インドの会社を買収しましたよね?」
面接官「うん(...)」
就活生「目の付け所が違うなぁと思いまして」
面接官「うん(どゆこと)」
就活生「これからの時代、インドだと思うんですよね、だから、御社はグローバルで...」
面接官は混乱した。学生も混乱しているように見える。エントリーシートの端っこに「1」と書いておいた。
優秀さをアピールしすぎる就活生
俺面接官「もし、弊社に入社したらどんな仕事がしたいですか?」
東大生「はい...フッ、フハッ、 なんでもしますね...!なんでもできるんで キリッ」
面接官「う、うん(コイツ何を言ってるんだ?)」
東大生「今まで何でも割りと器用にこなしてきまして」
面接官「はぁ」
東大生「河合の模試で一位になったとき、同じタイミングで部活の方でも全国いったんですよね」
面接官「そう(でたー受験の話)」
東大生「だからなんでもできるっていうか。プログラミングもすぐ覚えると思うんですよね。むしろ一日でテキスト10冊くらいいけるっていうか...」
優秀な人は雇いたいんだよ!?雇いたいけどこれはどうしようもない。残念だなぁと思いながら「2」をつけた。東大生だから1はやめといた。
ウチのことが猛烈に好きな就活生
俺面接官「なぜ我が社を志望されたのですか?」
聖心女子「はい。御社の製品が好きなんです」
面接官「おお、ありがとうございます(よくいるタイプやな..)」
聖心女子「新しいソフトもすぐ入手したんです。新機能に感動しました」
面接官「え、そんなに好きなの?」
聖心女子「好きって言ったじゃないですかぁ。小学校の頃からユーザーなんです。だから、昔から御社で働くのが夢だったんです」
面接官「え、まじ?いやぁ、嬉しいなぁ。でもあのソフト最近人気ないよ」
聖心女子「ライバルが増えましたよね。でも御社のソフトが一番よく出来ていると思います。低スペックなタブレットで動かすと違いが明らかです」
この子の学校のレベルは知らないけど、話した感じはしっかりしてる。それにウチの製品やビジネスをしっかり理解している。今すぐにでもコールセンターくらいならやれるレベルだろう。
それに、この業界では貴重なレベルの美人...
コメント欄にみっちりレコメンドを書き、5をつけた。
面接術なんていいから、ネゴシエーションの名著を読みなさい。

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