マーケティング日和

デジタルマーケティングとキャリアについて。

いいものを作れば売れるという幻想はなぜ消えないのか

「いいものを作れば売れる」って神話はだいぶ昔に淘汰されたのに、Web業界では今も生きている。

特に、Googleのパンダ・ペンギンアップデート以来、ばかみたいに「質が大事」と聞くようになった。

じゃあ質って何だ?

「ユーザーが求めるもの」「Apple製品」「面白いもの」

そんな答えが返ってくる。それってつまり、こういうことだよね?

 

▼ユーザーが求めるもの
検索ニーズが高いキーワードを含む記事(SEM)


▼Apple製品
シンプルそうで、上品で…というかApple製品に画像はめ込んでる(UX)

 

▼面白いもの
バカな企画。(BUZZ)

それでいいものが作れるのか。

結局、すでにあるもの。

SEMの専門家がキーワードマーケティングをして需要を調べて、UXデザイナーがAppleみたいな雰囲気のものを作って、Buzz野郎が爆笑必至の企画を作って人工はてブで火をつける。ってことでしょ?

 

でも実際こういうのって、パクリのパッチワークみたいな継ぎはぎ施策だから、あとあと見てみると穴がたくさんあって、成果に繋がっていないことも判明する。


トラッキングコードが入ってなくて解析できなかったり、SEOの基本ができていなくてロングテールを捨ててたり、CV後のシナリオがなくてすっげー普通のサンクスメールが来るみたいな。

 

いいものは売れるのか。

まぁ難しいことを置いといて成果だけに目をやっても、けっこう微妙なものばかり。

例えば、話題になった審査制SNSってどうなった?儲かった?人工知能は元気?

 

すると、人はこう言う。「あれは"いいもの"じゃないから売れなかったんだ」

なるほど。

 

「いいものを作れば売れる」というのは、事後に言われるのだ。

評価するとき、言い訳するときに便利な言葉だからなくならないんだ、この思考停止ワードは。

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