マーケティング日和

デジタルマーケティングとキャリアについて。

PCデポより悪質な婚活サイト問題〜解約を難しくするマーケター

PCデポや携帯電話ショップの高額請求などの消費契約について問題になっているが、僕は婚活サイトのことが気がかりだ。なぜ婚活サイトは儲かっているのだろうか??

婚活サイトでぼったくり被害

つい最近のことだ。友人からこんな電話がかかってきたのだ。

「リクルートにボッタクられたんだけど!どーいうことよ!?」

リク…?いやいや、あの会社にはユーザーからお金を巻き上げるようなサービスは無いはずだ、そもそもフリーペーパー配って広告収益で食ってた会社だ。

 

でもよくよく確かめると、リクルートの人が子会社を立ち上げて出会い系サービスをやっているらしい ▼

r.recruit-jinji.jp

男性は有料という料金設定で、カード引き落とし決済

さらに、自動更新

それで彼は知らず知らずのうちに3万円も支払っていたそうだ。

まぁよくある話だわな。ただ、彼を責める前にちょっとビジネス側の話をしたい。

 

「お悩み系」という闇

サービス提供者の間では「お悩み系」と呼ばれているツボがある。悩みに関するWeb検索ボリュームは大きく、購買意欲もかなり高いのだ。

 

解釈によっては、人のコンプレックスや秘密にしたいことについては、Webサービスは相性がイイといえるのだろう。

 

だから、そこにつけ込む。

 

整形クリニックなどでは、病院のくせにマーケターやSEO会社を雇っていることがある。まぁ、ちゃんと契約して相応のサービスを提供するならいいかもしれないけど。

 

でも問題なのは、被害にあったときに誰にも言えないことだ。

そういうわけで僕はマーケターとして、お悩み系には関わりたくないと思っている。

 

婚活サイト詐欺が一般化した現代

婚活サイトでのぼったくりは、かつてはグレーゾーンだった。2010年には消費者センターが調査に乗り出し、見解も発表している。

契約が自動更新されるとは知らなかった婚活サイト(相談事例と解決結果)_国民生活センター

にも関わらず、2016年時点では、なんだかんだで取り締まられず…というかメジャーな存在になっている。すげえ勢いで。

 

SNSでは毎日広告を見かけるし、PairsOmiaiMatchbookあたりは固有名詞としてかなり認知されている。さらに最近、リクルート本体もゼクシィ恋結びというサービスをローンチした。料金体系はぼったくりサービスとほぼ同じ。

驚愕した。

なんといっても市場の伸びがハンパない。なんなの?儲かるの?

 

契約が解除しにくいグロースハック

日本のWebサービスはメルマガの解除さえ大変だ。HuluやNetflixと同じ感覚でTSUTAYAを解約しようとしてすんげー大変な思いをする。月額1,000円のためにそこまでするのだ。

 

だから出合い系アプリの高額解除となるとなおさらヤバイ。

 

たとえば、アプリ経由じゃなければ手続きできないとか、スマホからいったんPCサイトを経由しなければいけないとか。メールの中のURLを踏まないとダメとか。リダイレクトリダイレクト…。そもそもUIをわかりにくいものにする。ほかにも、料金体系がアプリ内じゃないと見れないとかね。

 

ユーザーフレンドリーに作るのは難しいのに、改悪するのは簡単なのだ。無限の工夫が施されている。

実は別の友人がこういう類のサービスをやっているのだけど、これをグロースハックと呼んでいて、超引いた。

でもガラケー時代から、日本のデジタルマーケターはこういうことを仕事にしているのだ。悲しい。

 

なぜ淘汰されないのか不思議

初回は半額&クーポン適用で980円!

といって数か月後にこっそり数万円引き落とされる。これがビジネスなのです。

クレームをしても無駄だ。サービスプロバイダーは言うだろう。「ちゃんと利用規約見てくださいよ」と。

 

ただここで不思議に思うのは、悪質なサービスはすぐに淘汰されるのに、婚活系の市場はグングン成長しているということだ。

マーケティングのセオリー的にはおかしい。

で、思うんですよね。PCデポよりヤバイ、と。  

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