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マーケティング日和

デジタルマーケティングとキャリアについて。

暇なマーケターが15分でbitFlyerのウェブサイトを分析してみた

15分分析 SEO

bitFlyerとは、ビットコイン取引所を運営するベンチャー企業。2014年創業ながら、資本金は早くも約39億円というモンスター企業だ。経営者はとてもカリスマ性のあり、個人的にも大好きなスタートアップ。

bitflyer.jp

 でもまぁ、いつも通り毒舌でいきまっしょーーー

ビッグキーワードで1位!だけど…

さて。新規ユーザーの獲得は「ビットコイン & ○○」系クエリが中心となるはずだ。じゃあ、とりあえず「ビットコイン」単ワードでググってみようかな。

 

じゃん!おお!1位じゃん。素晴らしい。しっかりした会社である。

f:id:izm0:20160828004518p:plain

 

しかし。なんだこのURL…?

https://bitflyer.jp/ja/bitcoindigitalcurrency

メインページではなく、配下の"とは"ページがヒットしているのだ。

確かに「とはページ」はコンテンツマーケティングに有効だけど…。

 

ちなみに楽天証券は、「FXとは」に対しては、とはページを。「FX」にはFXメインページを返している

普通そうするだろ。

 

重複したコンテンツ

f:id:izm0:20160828005014p:plain

さらに気になるのが、こちらのパンくず(赤で囲った箇所)。

今僕はどこにいるわけ?

 

パンくずの青いところをクリックすると、まったく同じページが。どういうこと?

微妙にURLが違うけどまったく同じ内容が表示されているのだ。

 

- ビットコイン(Bitcoin)とは? https://bitflyer.jp/bitcoindigitalcurrency

- ビットコインとは仮想の通貨  https://bitflyer.jp/ja/bitcoindigitalcurrency

 

いちおうcanonicalによって制御されているが、ユーザーは困惑するかも。というかcanonicalするくらい認識してるなら、ふつうに直せよと思う。

 

Canonical チェックとASP.NET

さっきのチェックでは、bitFlyerのマーケター(あるいはフロント開発者)はcanonicalを知ってるっぽい。じゃあここで、簡単なテストをしてみよう。

URLの正規化が出来ているならば、URL頭のhttpだとかURL尾の/を抜いたURLを叩いても正しくリダイレクトor Canonicalされるはずだからだ。

じゃあ、メインページの最後のスラッシュをとってみようか。

https://bitflyer.jp/ja/ → https://bitflyer.jp/ja 

f:id:izm0:20160828010350p:plain

オーマイガッ。404エラー

URLがコントロールされてない≒コンテンツがちゃんと管理されてない証拠

 

ていうかさ。これ。 https://bitflyer.jp/404?aspxerrorpath=/ja

このURL、あれだよね。ASP.NET!

.NET。フレームもIDEも便利だけど、開発をラクにする分、細かい部分に粗が出る。

 

外国語対応

bitFlyerは英語や中国語にも対応している。外国語対応のベストプラクティスは

とにかく階層の浅いうちに国ごとに分けること。

 

ユーザーのブラウザ言語によって表示言語を切り替えるという方法もあるが、これはオススメしない。JavascriptやPHPといった言語での動的な実装が必要だからだ。

SEO的な理由も大きいが、やはりユーザーサイドでの挙動が心配だ。シンプルイズベスト。

f:id:izm0:20160828020703p:plain

このサイトは国旗をクリックすると言語が変わる。でもURLは変わらない。でも、/enなどのディレクトリがある。奇妙だ。

ちゃんとアクセス解析できるんだろうか?

 

マニアの人はここのソースコードを読んで見てほしい。一応/Langとか読ませてる。500が返ってくるぞ←もう説明めんどい

 

キャンペーンについて

ああ、もう疲れてきた。でも最後にこれを見ておこう。キャンペーンページだ。bitFlyerはネット証券や生保なんかと同じで、プロダクトはほとんどマイ側に入っている。

だから表でテコ入れできることなんて、キャンペーンを打って特設ページを作るしかないのだ。

※マイ側:マイページ側。ログイン後の画面。

まず、指摘事項が3点あります。

 

1. キャンペーンページはすべて/cam配下に置かれているが、cam自体は空ディレクトリかつリダイレクトもなし。 https://bitflyer.jp/cam/

 

2. URLの尻尾に/ja など惨憺たる状態だ。jp/ja/cam にすべきだろう…!!

https://bitflyer.jp/cam/summer-2016/ja/

 

3. 古いページもずっとインデックスされてるし。

f:id:izm0:20160828021927p:plain

 

ああ!もう!俺を雇えよ!

でも大切なのは中身である。キャンペーンってそういうものだ。

 

シェアされ..なさそうなキャンペーン

PDFのプレスリリースに、なぜかキャンペーンがベタベタ貼ってある。とりあえずこれが今のキャンペーン一覧。

http://bitflyer.jp/pub/bitFlyer_20160815_ja.pdf

はっきり言って魅力的じゃない。シェアしたくない。でも、それじゃダメだ。なんといってもキャンペーンサイトにおける一番のKPIは「シェア」だから。応募数とかどうでもよくて、新規のアテンションが目的だからだ。

 

ちょっとここでキャンペーンの鉄則を3つご紹介しよう。

  1. シェアしやすいこと(SNSボタンやogp)
  2. 友人に知らせたくなること
  3. 自分を表現できること

 

bitFlyerはバナーがソシャゲっぽいしスパム感が否めないから友だちに教えたくないなぁ。

 

そういえば同じネット金融業界のライフネット生命が以前面白いことをやっていましたね。これはすごくいいエントリですよ、ほんと。

ライフネット生命キャンペーンの仕掛けと数値を公開します - はてなの広告営業 mtakanoの日記

 

まとめ

まず、構造的な問題。機械も人間も混乱するぐちゃぐちゃなサイトだと思った。新しい市場だから優位に立ててるけど、競合にいいマーケターが1人ついたら簡単に潰されると思う。

次に、コンテンツの問題。記事は重複、キャンペーンはださい。ブランドを毀損するレベルなので、やめたほうがいい。まずはちゃんと記事系を作りこむべき。そのあとで時間をかけて企画してキャンペーンぶっこむようにしましょう。

マーケティングの基礎からちゃんとやるべき。

 

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