マーケティング日和

デジタルマーケティングとキャリアについて。

もしもマーケターと開発することになったら

どんな会社でも、マーケターが必要とされるタイミングがある。

彼らは販促・集客に詳しいし、市場調査をしてくれる。会社の発展には必要な存在だ。

f:id:izm0:20170328233402j:plain

だが、マーケ不全に陥る会社も多い。

マーケターがうまく機能せず、同じような分析がバラバラの部署で行われたり、素晴らしい企画がクソみたいな仕上がりになったり、技術者がマーケに詳しくなってしまうケースもある。

今回は、そんな組織不全を防ぐため、マーケターを巻き込む製品開発について書きたい。

 

マーケターはアドバイザーじゃない

マーケターとミーティングするときにやってはいけないのは、Q&A形式の会議だ。

「これってSEOに効きますか?」

「こんな機能どうですかね?」

 このようなミーティングだと、マーケターは質問に答えるだけのアドバイザーになってしまう。最悪の場合、ただ文句を言うだけのレビュアーと化してしまうだろう。

企画は企画の仕事、開発は開発。きちんと業務を分けることが全体の効率化を進める。

 

マーケターに意見を出させる

ミーティングの際、マーケターには必ず意見(企画)を持ってこさせること。手を動かさない分、頭で働くのがマーケターだ。

効く施策、面白い企画を持ってこさせ、技術者がレビューをする。技術者が企画したい気持ちもわかるが、それは分業ではない。マーケを巻き込む開発スタイルでは、技術者はあまり企画に時間を割かなくていい。

この分業スタイルが、施策のイテレーションをスムーズにする。

 

一緒にロードマップを書く

マーケターが見積もった「効果」と開発者が見積もった「工数」をぶつけて、施策をリスト化。そしてプライオリティをつける。

それをどんどん実施していこう。効きやすく、開発負担のないものから手をつけられるはずだ。成果が目に見えてくると、大玉しさくも楽しみになる。この当たり前のサイクルがなかなか難しいんである。。

 

仕様レビューをやってもらう

施策リストができたあと、技術者がイニシアチブを独占してはいけない。細かい仕様によって、マーケティング効果が変わるからだ。仕様書をマーケターにも確認させよう。

「この仕様だとクローラビリティが下がる」

「このタグはアクセス解析がしにくい」

 などのレビューが得られるだろう。ちょっと面倒くさいけど、辛抱。

これが手戻りを防ぎ、エンハンスをスピーディにするのだ。

 

コミュニケーションを共有しよう

マーケターはBacklogやRedmineが嫌いだ。マーケティングの仕事には関係がない情報が多すぎるからだ。

でもコミュニケーションを共有して開発したほうが良い。企画と開発が一つにならないと良いものは出来上がらないからだ。

なので、ギークトークやエビデンスとは別でコミュニケーションの場を作ること。

 

SlackにGitHubのハイライトを流して、技術者が簡単なコメントを入れておくくらいで十分。マーケターもそこでデータをシェアすべし。

 

効果測定をやってもらう

技術者はDBを触ったり管理ツールを用いて、施策の効果を確認することができる。

だが、分析はエンジニアリングではないのでマーケターに任せた方がいい

「アクセスが増えたのは別の要因だ」

「獲得ユーザーはターゲットとズレていた」

 など、専門的なレポートしてくれるだろう。

開発者にはない視点からのフィードバックも期待できるし、今後の開発にも必ず生きるはずだ。

 

分業と共存が大切

マーケティングなんて俺にもできる、彼らはプロモーションだけやってくれればいい、などの発想がマーケ不全を作り出す。

正しく業務を分けるとともに、お互いが「学び合う」環境を作ること。これが強い組織を作り、プロダクトを育てる。

 

意外と難しいけど、ぜひ実践してみてください。

 

 ▼マーケティング戦略の良書。マーケは脳みそを使う仕事だなぁと改めて痛感

なぜ「戦略」で差がつくのか。―戦略思考でマーケティングは強くなる―

なぜ「戦略」で差がつくのか。―戦略思考でマーケティングは強くなる―

 

 

 ▼ステークホルダーを巻き込むことで開発がスムーズに進む。デベロッパー版「THE GOAL」みたいな本。

The DevOps 逆転だ!究極の継続的デリバリー

The DevOps 逆転だ!究極の継続的デリバリー